過去ログ - 男「エルフの書物が読めなくて不便だ……奴隷でも買うか」
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11:1 ◆smf.0Bn91U[sage]
2012/02/13(月) 01:05:39.22 ID:Zq5SaEPb0
店主「……悪いが、コッチも危ない橋を渡るんだ。タダ、って訳にはいかねぇな」

男「あ〜……なるほど」

男(やっぱり、道徳的に命を買うというのはどうか、とか言ってる団体もいるだろうし……当然か)
男(そういう団体の目から逃れるために、情報のやり取りには慎重になるはずだ)
男(そしてもし、この人のせいで、その団体に場所が知られてしまったら……その先は言わずもがな)
男(その市場にその団体が押し入り、法律上は奴隷市場が認められているからといっても、その団体は奴隷制度を許さない)
男(だから市場に対し、法律で許される範囲での嫌がらせをし……もしくは、買われる前の奴隷に人権はあるが誰の所有物でもない、という法律の部分を利用し、勝手に逃がしたりし……市場を崩壊させる)
男(そして、そのキッカケを作ってしまったこの人は、同じ商売仲間からの、迫害に遭う)
男(情報という商品を、アッサリとばら撒いてしまうのだから)
男(……確かに。そんなリスクがあるのにタダで教えて、というのは、ムシが良すぎる)

男「……分かりました。では、このぐらいでどうでしょう?」

ジャラ

男「一応、金貨にして三十枚ほど用意しました。これならあなたのせいで情報が漏洩したとバレてしまった場合でも、どこかに逃げ、三年は贅沢をして暮らしていけるかと思います」

店主「えっ……お、おい! こりゃ……マジもんかっ!?」

男「もちろんです。あなたを危険な目に遭わせるかもしれないというなら、このぐらいは出すべきでしょう」

店主「おいおい……おめぇ、一体なにもんだ?」

男「ちょっと小金を持っているだけの、見た目だけ若作りなただのオッサンですよ」
男「それで、どうですか? 教えてくださるなら、これはあなたのものですけれど」

店主「ははっ。ああ、いいぜ。これだけもらえるってんなら、教えてやるよ」

男「ありがとうございます」


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