過去ログ - 男「エルフの書物が読めなくて不便だ……奴隷でも買うか」
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36:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 01:17:11.68 ID:pMYkX3mu0
男(何をされるか分からないんじゃ……当然だ)
男(ましてこの子のように、親を目の前で殺されたり、法律を無視した人間に目の前で陵辱された子なんて、この場には沢山いるだろう。最悪、直接陵辱された子だって……)

男(そして、そんな奴らに捕まって、捕まった先で、人間に、人間はそんなことをしないと、教え込まれても……信じられるはずがない)
男(それでも……無理矢理、信じ込まされて、一種の催眠状態のようなものにされ、売られる……)
男(いや……そうならないと出られないと、思い知らされる)

男(そして、出た先では、自分を救ってくれたヤツだから尽くしに尽くせと、教え込まれ……)
男(もう……元々自分が“こう”なってしまったのが、同じ人間だと言うことも忘れてしまい……)

男「……いえ、なんでもありません」

男(……きっと、怯えていた子達はまだ、悪いのはそもそも人間だったというのを忘れていない、誇り高い子達なんだ)

男「ただ、それでも構いませんと、そう言いました」

エルフメイド「そうですか……分かりました。それでは、長を呼んで参りますので、しばらくお待ちください」

男「あ、ランプは……」

エルフメイド「大丈夫です。私、目はよく見えますので。暗闇の中でも、上まで上がっていけます。ですので、ランプはあなた様にお預けします」

男「……ありがとうございます」

エルフメイド「いえ。こちらこそ、お買い上げ、ありがとうございます」



エルフメイド「きっと……あなたに買われたこの子なら、幸せになれる……そんな気がします」


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