過去ログ - 切嗣「僕はね安価で聖杯戦争を始めよ」イリヤ「イリヤだよー!」
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921: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/02/18(土) 16:44:03.72 ID:PvTZAeiBo
【新都 高層ビル 階段】

高層ビルの階段を昇ってる間、僕は凛にずっと疑問に思っていたことを尋ねる


破創「凛、一つ聞いて良いか?」

凛「なによ」

破創「お前はアーチャーが逃げたって言ってたな。だけどそんなもん霊呪でどうにかすればいいんじゃないのか?」


そう言うと凛はバツの悪そうな顔をした
少し間を開けた後、腕を上げ手の甲を晒す


凛「……使っちゃったのよ」

破創「え?」

凛「だから使っちゃったのよ二つ!…いや、実際はあいつに使わせるように誘導させられたのかもしれない」


尚も階段を昇っていく
廊下は静かで凛の声はよく通って聞こえる


凛「一回目はあいつが敵…ライダーと戦ったとき。霊呪を使ってもライダのやつは倒せなかった」


あの日…俺達の家が襲撃された時にやってきた、あの巨体となよなよしたやつらが……


凛「二回目はバーサーカー戦の時よ。黒い鎧に変な剣を持ってたわ。接近戦ではあまりに分が悪かったから霊呪で遠くへ避難して狙撃したの。それでバーサーカーは倒した」

凛「まぁ二回目は今となってみれば確実に使わされたわ。バーサーカー相手に狙撃もせずに最初から接近していったんだもの。私が霊呪を使うのを見越していたのね」


屋上が近づいてくる
凛の口も閉じられ顔には真剣な表情が浮かんでいる


階段を昇りきり、目の前には武骨な鉄扉が一枚閉じられている


破創「……行くぞ」

セイバー「はい」

凛「えぇ」


二人の返答を待ち、僕はゆっくりと扉を押し開けた


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