2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)
2012/02/13(月) 02:00:39.56 ID:4/sm6LeAO
ハルヒが満面の笑みで皆の顔を見渡す。
そんな事を訊ねるゲームがこれ以外にあるだろうか。
解らない人などいる筈もない、もしいたら、それは無知な子供かただの馬鹿かのどちらかだろう。
つまりは王様ゲームである。
「私。」
長門が赤い印の付いた割り箸を掲げる。
そして、何事かを熟考し始めた。その顔は真剣そのものだ。
去年からは想像もつかない程表情豊かになったを見つめ、俺は感慨深い気持ちになる。
嫌な時は相手を傷つけないようやんわりと断り、嬉しい時には遠慮がちではあるものの、誰にでも解るくらいの微笑みを見せる。
俺は彼女の成長を見守る保護者を気取っていたが、今は単純に、女の子として長門に惹かれている。
まだぎこちないその笑顔は、どんな野蛮人でも守ってあげたいという気持ちになるだろう。
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