9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/02/13(月) 02:08:57.48 ID:4/sm6LeAO
長門にカメラをパスする。
すくっと立ち上がりカメラを受け取った長門は、いつの間にか手にしていたコードをカメラに繋ぎ、いつの間にか手にしていたノートパソコンを目にも止まらぬ速さで操作し、パタンとパソコンを閉じる。
時間にして僅か二秒。
二人が反応できる訳が無い。
「長門さん………何をされたのですか。」
古泉は完全に諦めきっている様子で長門に訊ねた。
「このノートパソコンを通して部室にある各パソコンのプライベートフォルダにデータを送信した。帰ったらまず各々のパソコンのプライベートフォルダのパスワード更新をする事を推奨する。それで他人には見る事ができない。」
息継ぎを忘れたかのように言葉の繋げる長門。
そして、
「消すかどうかは皆に任せる。」
微笑んだ。
「はぁ………キョン、谷口とかに見せないって約束しなさい。」
ハルヒが溜め息を吐き俺を睨む。
あぁ、もちろん見せないさ。
ハルヒは「じゃあ良いわ。」と言ってまた溜め息を吐いてそっぽを向く。
どうやら照れていただけの様だ。
古泉に視線を移す。
「悪い、あまりにも良い絵だったからさ。」
「とんでもありません。涼宮さんが良いのでしたら僕は構いませんよ。」
古泉は笑っていた。
そして、ハルヒに聴こえないように俺に耳打ちをする。
「ありがとうございます。」
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