過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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[sage saga]
2012/02/16(木) 03:32:48.91 ID:1+REAMe80
髪の毛が一本、七実の足元に落ちた。七実はそれを見る。その後に前を見て、弾丸が当たった壁を見た。
そして布束は七実の質問に答えた。
「of course,紅い血を撒き散らして無残に死ぬわ。だって彼ら、私たちを殺しに来たんですもの」
その言葉を聞いた七実は、
「ああ、なるほど。通りで躊躇がないと思いました。殺気がなかったので気づきませんでした。そうですか、私を殺しに来たのですか」
納得したように口に手を当てていた。
まぁ彼らは七実や布束の事を的当ての空き缶程度にしか思わずに、ただ平然と引き金を引いているのだろうから殺気がないかもしれない。
モルモットに劇薬毒薬を大量に投与する研究者らしいと言えばらしい。生き物を生き物と呼ばない思わないのだろう。
布束はそう思った。七実もそう考えているのだろう。
そして、
「だったら致し方ありませんね、――――――――――――じゃあ殺すしかありませんか」
七実は消えた。
いや、そう感じたのは一瞬であった。
気づいたら彼女は七実を殺そうとした男の首を刎ねていたところだった。
「…………………え?」
布束は息を詰まらせた。
首のない死体の向こうにいた兵二人もそうだった。まだ固まっている。
そして躊躇なく、七実はその二人を手刀で、右の兵は右手で、左の兵は左手で斬殺した。
「な………」
布束ようやく、現状を把握した。
七実は、一瞬であの男まで移動したのだ。ただ、移動したのだ。そして空手家の大山倍達が手刀でビール瓶を割るように、虚刀流の鑢七実は男の首を刎ねたのだ。
見ていれば、簡単な作業だった。
これが、虚刀流。まるで日本刀じゃないか。
七実は、返り血を一滴も浴びずに振り返る。
「どうしたのですか?布束さん。来ないのですか?」
「え? え、ええ、行くわ」
布束は駆け足で七実の向かう。真っ赤に染まった床を裸足で進むのはネチャネチャしてて非常に気持ち悪い。
そんな布束をよそに、七実は男が持っていたライフルを手に取った。それを宙に向かって構える。
「なるほど、こう構えるのね。そして引き金を引く事によって中に入っている鉛玉が勢いよく出てくる。、興味深い武器ね」
七実は試しに一発、引き金を引いてみる。パシュッ!とライレンサー付きの銃口から銃弾が発射された。
「っんと、結構反動がくるわね。面白いわね………けどまぁ、いらなけど」
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