過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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2013/02/15(金) 19:52:41.14 ID:WQVl3/1X0
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鑢七花は鑢七実の猛攻に、いよいよ陥落しそうになっていた。二人が戦い始めてから、すでに30分が過ぎた所。
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2013/02/15(金) 19:53:50.17 ID:WQVl3/1X0
七実には今、生きる理由が無い。人間はやる事が無いと勝手に何かに興味を抱く性格をしてる。
それの興味こそが七実にとって武術だったのではないだろうか。虚刀流と言う武術しか知らなかった七実にとって、興味を抱くのはやはり武術であったのか。
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2013/02/15(金) 19:54:54.95 ID:WQVl3/1X0
「…………あっ?!」
「甘いわよ、七花」
「くっ!」
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2013/02/15(金) 19:56:40.47 ID:WQVl3/1X0
驚くよりもまず転がり起きる。起き上がって構えると、七実の足の裏は地面にめり込んでいた。
「思っていたよりもしぶとくて、お姉さん嬉しいわ、七花」
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2013/02/15(金) 19:58:23.57 ID:WQVl3/1X0
「この能力は電気を扱う物だから、副作用で砂鉄を扱えるの。……電気が鉄とくっ付くなんて、八馬さんが使っていたのを見た時、初めて知ったわ。この発見はとても面白いものだったわね」
と子供の目で笑う七実。
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2013/02/15(金) 20:05:03.31 ID:WQVl3/1X0
「………………」
七花は戦慄する。鏡花水月を忍法爪合わせと砂鉄操作で強化し、さらに腕ごと回転させる事によって威力を底上げさせたのか。
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2013/02/15(金) 20:06:30.49 ID:WQVl3/1X0
七花は頷く。
「―――なら、私は『虚刀 鑢』ではなく、『嘘刀 鑪(タタラ)』
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2013/02/15(金) 20:07:48.23 ID:WQVl3/1X0
そして面を被った様に真顔に切り替える。声帯ごと変わったような低い声で、
「なら、ここからは敵同士。どちらかが倒れるまで戦いましょう」
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2013/02/15(金) 20:12:32.86 ID:WQVl3/1X0
「本当はあんまり見せたくなかったんだけど、――――――奥の手を使うとしましょう……」
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2013/02/15(金) 20:13:51.92 ID:WQVl3/1X0
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その手は、凶器は――――凶器ではなく、奇策士とがめではなく絹旗最愛に手が伸びた。
鑢…いや、鑪七実は、絹旗の体が見事の修復されている事を確かめ、垣根帝督の超能力『未現物質(ダークマター)』によって造った布で全裸に近い状態の絹旗の体を包む。
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