過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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863:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:54:54.95 ID:WQVl3/1X0
「…………あっ?!」

「甘いわよ、七花」

「くっ!」
以下略



864:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:56:40.47 ID:WQVl3/1X0
驚くよりもまず転がり起きる。起き上がって構えると、七実の足の裏は地面にめり込んでいた。


「思っていたよりもしぶとくて、お姉さん嬉しいわ、七花」

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865:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 19:58:23.57 ID:WQVl3/1X0
「この能力は電気を扱う物だから、副作用で砂鉄を扱えるの。……電気が鉄とくっ付くなんて、八馬さんが使っていたのを見た時、初めて知ったわ。この発見はとても面白いものだったわね」


と子供の目で笑う七実。

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866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:05:03.31 ID:WQVl3/1X0

「………………」


七花は戦慄する。鏡花水月を忍法爪合わせと砂鉄操作で強化し、さらに腕ごと回転させる事によって威力を底上げさせたのか。
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867:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:06:30.49 ID:WQVl3/1X0
七花は頷く。


「―――なら、私は『虚刀 鑢』ではなく、『嘘刀 鑪(タタラ)』

以下略



868:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:07:48.23 ID:WQVl3/1X0
そして面を被った様に真顔に切り替える。声帯ごと変わったような低い声で、


「なら、ここからは敵同士。どちらかが倒れるまで戦いましょう」

以下略



869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:12:32.86 ID:WQVl3/1X0



「本当はあんまり見せたくなかったんだけど、――――――奥の手を使うとしましょう……」

以下略



870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:13:51.92 ID:WQVl3/1X0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その手は、凶器は――――凶器ではなく、奇策士とがめではなく絹旗最愛に手が伸びた。

鑢…いや、鑪七実は、絹旗の体が見事の修復されている事を確かめ、垣根帝督の超能力『未現物質(ダークマター)』によって造った布で全裸に近い状態の絹旗の体を包む。
以下略



871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:15:24.41 ID:WQVl3/1X0

七実は無表情だった。心の中に何かを押し込んでいるような、そんな表情。

この女は、人並みの人生を送れなかった鬼女は、人並みの人生に憧れ、愛し、望んでいた。素直にそうしておけばよかったものの、復讐心がそれを塗り消したのだ。

以下略



872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:18:08.92 ID:WQVl3/1X0
いつの間にか、とがめは笑っていた。

まったく、この女に励まされるとは、夢にも思わなかった。


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873:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/15(金) 20:19:05.75 ID:WQVl3/1X0
と、一人で呟く。その顔は清々しい表情で、すっきりとしていた。


もうここには、二人の少女と、一人の女しかいない。

以下略



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