過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/02(火) 03:12:05.71 ID:2lbVeYvl0
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次回予告



浜面仕上は、縛られていた。


「ここはどこだ……」


両手両足をロープで。しかも人ほどの大きさの丸太に括りつけられている。よほど頑丈に縛られているのか、どんなに力を入れても手首をきつく縛る縄は外れない。


「なんだって、こんな所に……」


確か、駒場と半蔵と一緒に夕メシを喰って、そのあと病院で出会った美少女…愛しのMy Angel滝壺理后を見かけ、声を掛けようとして…………駄目だ。そのあとは思い出せない。

頭を振る。そうすると、頭の中身が整理できるのではないかと思ったからだ。だが、自体は全く別の方向へと―――混沌へと進む。


「ここで問題です。学園都市の双子丘の桜の木にまつわる伝説とは一体なんでしょう?」


と、斜め右横から声が聞こえて来たと思うと、首あたりで斬り揃えた白髪の女がテンション高めにそう訊いてきた。まるで、クイズ番組の司会の様に。そして自分が回答者の様に。


「へ?」


意味も分からず…と言う顔をしてみるが、白髪の女はそのまま問題を言い続けた。


「一番、この木の下で告白すると幸せになれる。二番、魔法で永遠に枯れない。三番、この気の傍で郭ちゃんと踊るとなんか楽しい」

「えっと、答えは……」


ズイッとマイクを向けられたものだから、つい答えようとする。だが、


「ぶっぶ〜時間切れ〜。尚、罰ゲームは麦野のびんた三十連発です」


恐ろしい事を言い出す司会者。つーか麦野って誰?

そう思うと、その麦野と言う人物だろうか、影が目の前に現れた。バキボキ…ッと指を鳴らしながら、鬼の顔で自分と同年齢だろう女子が。


「………………」


絶句。

女は男よりも力が弱いとはよく言うが、あれはウソだ。女でも強い奴は強い。

その代表にして別格がアレだ。オーラが違う。何より、その右手で今持ったリンゴが、紙コップの様にぐしゃぐしゃに握りつぶされた。

そんな人間ゴリラの握力でビンタなど喰らったら……。


―――――首が持ってかれる…。



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