過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/02/28(火) 23:17:25.85 ID:CugdWOsDO
−嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ。
幼い少女は病院の廊下を駆ける。まるでなにかから逃げる様に。
−あの優しいお姉ちゃんが死ぬ訳がない。しかもお姉ちゃんが仲間に殺されるはずがない。嘘だ嘘だ嘘だ。
看護師が、医師が、彼女を咎める。しかし少女は駆け回る。たった今聞いた懺悔から逃れる様に。
−大丈夫!お姉ちゃんは生きてる!きっと…きっとなにかトラブルがあって会えないだけ!
しかし、それを否定する材料が揃いすぎている。
−ただのトラブルならなんで電話に出ないの?なんでメールも返してくれないの?今までどんな忙しくても会いに来てくれたのに、なんで会いに来てくれないの?
そこで、少女はつまづいた。膝から落ちてゴロゴロ転がった。いつの間にか病院の外にいたのでコンクリートで膝を擦り剥いた。
フレメア「ふ…ぅ…うぅ…」
そして、また涙が出てくる。どうしようもなく深い悲しみが少女を襲う。
−…そうだ。知らせてあげなきゃ
少女は涙をこらえて使命感を思い出す。そして携帯電話を取り出した。
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