過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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2012/02/15(水) 23:04:48.35 ID:MSL6grdDO
麦野「大丈夫なわけないだろ。泣かれて、罵られて…下手すりゃ殺されるかもな」
滝壺「むぎの」
麦野「分かってるよ。ただ、そうされても私はなんにも文句は言えないさ」
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2012/02/15(水) 23:06:08.97 ID:MSL6grdDO
彼女たちは学園都市の裏社会で暗部として生きてきた人間だった。時には人殺しどころか、依頼内容によっては組織ひとつだって壊滅させてきた。だが、紆余曲折を経て暗部は解散したため、今は自由に生活していた。
絹旗「…あー、浜面、ジンジャー…って」
麦野「アンタそれ今日何回目よ」
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2012/02/15(水) 23:07:51.83 ID:MSL6grdDO
絹旗「まったく、一体なにやってんですかねバカ面は。小学校なんて超放課になってていい時間帯なんですがね」
そして、そんな話をしているとふいに声が聞こえた。
???「いやー悪い悪い。遅くなっちまった。」
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2012/02/15(水) 23:09:01.94 ID:MSL6grdDO
絹旗「超遅いです浜面!一体どこでなにやってたんですか!」
浜面「す、すまん。乗るバス間違えちまって…」
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2012/02/15(水) 23:11:01.72 ID:MSL6grdDO
麦野「まあ、その辺にしときな」
放っておくと延々と続きそうな漫才を麦野が制した。そこで他の3人は促されるがままに口を閉じた。
麦野「それで、アンタの後ろに隠れてんのが…」
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2012/02/15(水) 23:12:28.84 ID:MSL6grdDO
???「大体この前ツンツン頭の人の家に来た人たち?」
金髪の少女は未だに浜面の後ろから顔だけ出していた。
麦野「あー…たぶんそうね。あそこにいたツンツン頭が家主だっていうのなら」
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2012/02/15(水) 23:15:11.83 ID:MSL6grdDO
浜面「えーっとな、フレメア。このお姉様たちはフレンダの仲間なんだ」
フレメア「! お姉ちゃんの!?」
少女の顔から警戒心が消え、一気に笑顔が広がった。
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2012/02/15(水) 23:16:57.98 ID:MSL6grdDO
浜面の後ろから出て来たフレメアはトテトテと空いていた滝壺の隣の席に座った。姉の仲間というだけで警戒心は一気に解けたらしい。
絹旗(仲間って言ってくれるのはありがたいですが、あとのことを考えると…)
麦野(無駄に与えるダメージがでかくなるだろうが…いや…ちゃんとありのままのことを話せってことか)
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2012/02/15(水) 23:18:14.52 ID:MSL6grdDO
フレメア「ねえ浜面、これ食べたい」
浜面「ん?ああ、パフェか」
麦野「いいよ。私が奢ってあげる。好きなだけ食べな。」
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2012/02/15(水) 23:24:24.83 ID:MSL6grdDO
麦野「…浜面ちょっと耳貸せ」
そう言うと麦野は浜面の袖を掴んで強引に顔を近付けさせた。バランスを崩してコケそうになった浜面が何か非難したが気にも留めない。
麦野(いいか?私はこれからあの子にフレンダのこと話すつもりだ)ヒソヒソ
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2012/02/15(水) 23:27:27.81 ID:MSL6grdDO
麦野(だからお前はただ私らにパシられただけで詳しくは知らない、ってことにして店の近くで待っとけ。そうすれば今後もあの子と親しくいられるし、後で慰めてやることもできる)ヒソヒソ
浜面(でもよ…)ヒソヒソ
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