過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
↓ 1- 覧 板 20
552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:51:07.31 ID:ED1qtdBDO
−11月中旬朝、学園都市某所
この世に救いはない。青髪ピアスはそう感じていた。
青ピ「…せっかく…二人で…なのに…」
いつまでもぶつぶつと呟き、ふらふらと学園都市を徘徊していた。完全に無気力だった。今は平日で人もまばらな大通りを歩いていた。
最初のころは携帯電話が何回か振動していた。おそらくは『ウォール』のメンバー、上条や土御門、担任の小萌先生あたりだろう。だが、ろくに確認もしなかった。そんな気も起きなかった。最近では電池が切れたのか振動もしなくなった。
ようやく汚い世界から抜け出せたのに、一緒にいてくれるフレンダはいない。もう命懸けの任務なんてないのにフレンダはいない。ちゃんとした別れの言葉も告げられずに、フレンダはこの世界から居なくなってしまった。
青髪ピアスは現実主義者である。だからフレンダの霊なんて存在しないと思っているし、弔おうとも思わない。だからこそ、フレンダの死はより一層の絶望を青髪ピアスにもたらした。
ただただ残酷な現実だけが青髪ピアスに残った。
622Res/375.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。