過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 00:07:08.21 ID:cy5Z2HqDO
もう一度ドゴン!という音がすると、ロックも蝶番も外れて、ドミノように上から玄関扉は倒れた。

黒妻「その扉はそうやって開けるもんじゃなかったんだけどな…」

絹旗「…麦野はどこですか?」

出てきたのはパジャマの上からコートを着た茶髪の少女だった。150cmにも満たないような少女が強引に扉を開けた言えば本来なら驚くことだが、黒妻はこの少女が【窒素装甲】という大能力者であることを知っていた。

黒妻「奥の部屋にいる。なんでここが分かったんだ?」

絹旗「携帯電話のGPS機能なんて学園都市の外でさえ超何年も前の技術です」

黒妻「…俺より初歩的なミスだな。やっぱ平常心じゃなかったか」

携帯電話は常に電波を発している。そのためその気になれば多少手間はかかるが、いつどこにいたかまで調べられるものである。従来なら携帯電話の電源をまったく関係のないところで切断するなり、逆手にとって携帯電話と所有者を別々にして撹乱させたりするのが定石であった。しかし、恋人の仇を見つけた青髪ピアスはそれらの定石を完全に失念していた。そして、気付いたのは【原子崩し】の拘束が済んでからだった。これが青髪ピアスの犯した失態だった。



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