過去ログ - 一方通行「イヤだ」part4
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273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/26(日) 20:20:21.35 ID:3Gtk1Gllo

御坂「し、診察の邪魔だし私達は部屋から出てた方がいいんじゃない?」

11111号「いえいえ診察風景を見学するのも研修の一環ですよ、
      とミサカはさり気なく逃げようとしたお姉様の道を阻みます」ククク

御坂「ぐぬぬぬ……」

垣根「腹括ろうぜ御坂、逃げられないのなんざ最初からわかってただろ」ポン

11111号「では邪魔にならないように部屋の隅に隠れて患者さんを待ちましょうか、とミサカは一行を誘導します」


 11111号に促され、一行は仕方なしに部屋の片隅へと移動する。
彼らが移動したのを見届けると、結標はドアに向かって『どうぞ』と猫撫で声で返事をした。
ここで甘ったるい声を出す時点で何かもう真面目に診察する気があるとは到底思えないのだが。


「……失礼します」


 一瞬の間の後、ゆっくりとドアが開き、マスクをかけた小柄な少年が一人、
躊躇いがちに診察室へと足を踏み入れて来た。
その姿を確認した瞬間、結標の瞳は猫科動物の如く拡大し、口元に歪な笑みが広がって行く。
まさに獲物を見つけた肉食獣さながらの反応である。
『真摯に医療に取り組んでいる』などとほざいた舌の根も乾かぬ内にこの様だ。



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