327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/29(水) 19:47:44.42 ID:x8JWZkAEo
一方通行「とりあえず垣根先頭で行かせようぜ」
麦野「そうね、後ろから転がり落ちて来られたら巻き込まれるかもしれないし」
御坂「垣根さん、ファイト」オー
11111号「カメラの準備は出来ております、とミサカは親指を立てながらていとくんを送り出します」グッ
垣根「転ぶわけねぇだろバカ、バァーーカ」ペッ
妙な期待を寄せている四人を横目で睨みつつ、垣根は仕方なしに先頭に出る。
階段はかなり長めだが、病院という事もあって傾斜は緩く、中間の踊り場で折り返しになっており、
更に手摺もしっかりと備え付けてある。健常者が普通に下るのならば転ぶ要素などほとんどありはしないし、
万一転んでも踊り場で止まる為、そこまで大事にはならないだろう。
また、いくら垣根のダメージが多少足にきているとは言え、既にその気になれば走れる程度には回復しているのだ。
はっきり言って、余程笑いの神に愛されてでもいない限りここで転ぶような事はまずないと言っていい。
しかし、だからと言ってここで油断しては思う壺である。万が一という事もあるし用心するに越した事はない。
垣根は期待に胸膨らませる四人の視線を背中に感じながら、臆病な程ゆっくりと慎重に、階段に一歩踏み出した。
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