過去ログ - 一方通行「イヤだ」part4
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547:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/03/11(日) 20:04:24.45 ID:PSOWsI+Xo


 優雅に勝利の笑みを浮かべた食蜂は、一方通行のどんな些細な表情の変化も見逃さぬよう
食い入るように彼の顔を見つめながらゆっくりと彼の手にしている携帯に向かって手を伸ばしていく。
食蜂の手が携帯に近付くにつれ、身動きの取れない一方通行の表情は怒りから焦りへ、焦りから怯えへ、
怯えから諦めへと次々に塗り換わっていき、それらの変化全てが食蜂の嗜虐心を刺激し、彼女を多いに満足させた。
本来ならば敵うはずの無い遥か各上の相手を思い通りに支配しているという高揚感と
自分の秘密を抹消する事が出来るという安心感、二つの快楽に食蜂はうっとりと目を細め口元を歪める。

 そして食蜂の手が一方通行の握り締めている携帯に触れるかどうかの距離まで近付いたとき、
諦めを通り過ぎ絶望の表情をしていた一方通行は―――




―――ニタリと、嗤った。




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