59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/19(日) 21:45:20.83 ID:XKG2W5eFo
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一方通行「………止まったか。ここは……」
バスの振動が止まったのを感じ、一方通行は戦々恐々としながら窓の外を眺める。
どうやらここは巨大な駐車場のようで、周囲には彼の乗っているものと同型の無人バスが数台並んでいる。
一方通行(この大きさ……何かの施設の駐車場か?
いや、それよりバスが止まったって事はそろそろ……)
彼の予想通りなら、悪い予感が当たっているのなら、そろそろ迎えが来るはずだ。
憎い憎いアイツが、あの馬鹿が、邪悪な笑みを浮かべながら迎えに来るのだろう。
一方通行(頼むぞ、この予想だけは外れててくれ……)
一方通行は柄にも無く本気で神に祈りを捧げた。
困ったときだけ神頼みというのも虫のいい話である。
そして神は当然そんな輩は助けない。神は死んだ。
彼の予想した通り、バスのドアが外から開かれ、
彼が今、最も会いたくなかった人物が手を振りながら車内に踊りこんできた。
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