61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/19(日) 21:46:48.44 ID:XKG2W5eFo
11111号「一方通行、悔やんでも嘆いても時は逆様には戻りません。
希望を信じて未来に生きようではありませんか。とミサカは白々しく一方通行を慰めてみます」
一方通行「こっから先の24時間はどォ足掻いても絶望しかねェだろォが……」
11111号「わかっているのなら話は早い。さぁ行きますよ、とミサカは手招きしながら先導します。ダヴァイ!」
一方通行「……あァ、どォせなるようにしかならねェしな……腹括ってやンよクソ……」
そう、ここまで来てしまった以上、というか能力を封じられてしまった時点でもはや相手の思惑に乗るしかないのだ。
ならば抵抗して無駄に体力を消耗するよりも、従順な態度で出来るだけ力を温存するのが得策だろう。
学園都市第一位の頭脳は思考の切り替えも早いのだ。
11111号「フフ、そういう切り替えの早いところは好感が持てますよ。
とミサカは一方通行に向かって親指を立てます」グッ
一方通行「オマエが立ててるそれは中指だろォが!!
大体、オマエの好感なンざ両生類のクソ程の価値もねェよ!!」
11111号「おっとこれはうっかり。失礼しました、とミサカは改めて親指を……」グッ
一方通行「おい下向けンな!サムズダウンすンな!!中指立てンのと意味同じじゃねェか!!」
11111号「元気が出たようで何よりです。さ、皆待ってるから行きましょう。
とミサカは再度手招きをします」
一方通行「あァ、皆って事はやっぱアイツらもいンのか……」
いつも通り弾けたテンションの11111号に会話のドッジボールを強要されつつ、
一方通行はようやくバスからの脱出を果たす。最も、それは彼の最も望まない形での脱出となってしまったわけだが……
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