過去ログ - 一方通行「イヤだ」part4
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654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/03/18(日) 22:18:17.14 ID:vsHQog+Bo

 どうぞと言われても……と麦野はしばし顔を顰めて逡巡する。
周りの勢いに押されてつい「やる」と言ってしまったものの、冷静に考えると芸人でもないのに
××歳にもなって人前で猫の物真似をさせられるなど、プライドの高い彼女にとっては耐え難い恥辱である。
とは言え今更「やっぱやーめた」とも言い辛い空気が既に出来上がってしまっている。
それに、今麦野がやめてしまえば他の誰も猫の物真似をやれずに
全員で仲良くペナルティを喰らってしまう可能性もあるのだ。
仕方がない、もうどうにでもなれだ。麦野は半ばやけっぱちで、心持ち顔を赤らめながら猫の物真似を開始した。


麦野「……にゃ、にゃーん、にゃぁーん」

一方通行「……ッ!」

食蜂「……!」ギリッ


 裏声で甘えた声を出しながら、丸めた手を猫の前足に見立ててもぞもぞと動かす。
一方通行が化け物にでも出遭ったかのように目をひん剥き、食蜂が歯を食いしばって俯くが
だからと言って中途半端にやめるわけにもいかない。打ち止めを満足させるという使命があるのだから。




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