過去ログ - 美夏「お姉ちゃんの『鋼鉄の騎士』か…」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
2012/02/19(日) 22:17:35.51 ID:4Azdazhc0
〜更に更に次の日の教室〜
屋上で、トニーは思わず固まっていた。
何のことはない。春香の楽譜…………に書かれていた絵を見たのである。
トニー「クマが持ってるの、刀?」
春香「それ、指揮棒を持った猫ですけど?」
この言葉に完全に絶句したトニーは、携帯電話を取り出して慌てて信長を呼び出した。
信長「これ、何?」
トニー「書いた当人曰く、『指揮棒を持った猫』だってさ……。批評、頼んだぞ」
そう言ってトニーは明後日方向に視線を背け、ふと考え事をして、震えだす。
そんなトニーに気づかず、信長はそわそわして自分を見る春香に、申し訳ないと思いつつも正直な感想を言った。
信長「……原始人より下手」
ガーン 春香「…!!」
信長「トニーがサークルの運営費を盾にしてまで呼び出すはずだよ。こうなったら、オタクの意地にかけて指導してあげる! 大丈夫。乃木坂さんならきっと絵の腕が劇的に進化するから! いいよね、トニー。…トニー?」
トニー「……お前がここにいるの、僕が呼んだからだよな?」
信長「……自分が呼んだの、忘れたの?」
トニー「これって、下手したら…」
春香「あ、大丈夫です。朝倉さんは私の趣味、知ってますから」
トニー「あ、そうなんだ。……あー、ビックリ……お前いつの間に調べた!?」
思わず納得しようとした寸前、トニーは思わず信長のネクタイを掴む。
かなり強い力で締め上げているらしく、信長は苦しそうな表情をしている。
それを見て、春香は慌てて止めに入った。
信長「一昨日、偶然トニーと乃木坂さんが話し込んでるところに出くわしたでしょ! あの後トニーは星屑親衛隊が屋上にまで来たらヤバいからって一足先にいなくなったけど。
トニーが僕の事、バリバリのオタクって説明したせいで乃木坂さんに妙な親近感持たれてさ。気になって質問したら趣味のこと教えてくれたんだよ!」
トニー「……そうだったんだ」
納得し、拍子抜けしたトニーは力が緩む。
それと同時に信長はネクタイをつかんでいるトニーの手を慌てて払いのける。
トニー「でも、大丈夫なのか? 春香。僕以外にも秘密が…」
春香「大丈夫です。話したのはアンソニー君じゃなくて私自身ですから。それに、朝倉さんは言わないと約束してくれました」
トニー「…そうか。大丈夫だよな? 信長」
信長「付き合いの長い友達を信じてよ」
春香「朝倉さんの言う通りですよ。アンソニー君」
トニー「…昨日から妙にお姉さんぶってない?」
春香「アンソニー君を『君付け』で呼ぶのと同じ理由です」
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