過去ログ - おっさんがハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯(勝手な妄想)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/20(月) 19:36:22.61 ID:tqalGdHs0
翌日会社の昼休み、早く上がる為に俺は休憩なしで作業を行っていた。
「ナベさん、エライ気合じゃないですか」
部下の一人である木下 直樹(きのした なおき)だ。
「今日、早上がりしたいからな」
恭子が友達連れてくるからと理由を説明して。
「あー、例の同棲中の女子高生」
「同棲言うな」
「まぁまぁ、JK二人といっしょなんて羨ましいこってすね」
「おまえなぁ・・・」
わかってますよ、ナベさんの考えそうなことぐらいと言って直樹は飯を食べに行った。
多分、きっとわかっていない。
その後、データチェックの部署から緊急連絡が入ったのは、夕方4時を過ぎたあたり、作業もあと少しで終わりそうな時だった。
今週作成したデータ今日中に全て手直し。
特別残業、特残の要請だった。
通常残業はどんなに遅くても夜の8時くらいまでであり、特残は下手したら日付が変わるまで残らなくてはいけない。
本当にツイてない。
「これウチの責任じゃないでしょ。やんなくていいじゃないですか」
確かに直樹の言う通り仕様書のミスでありこの職場の責任ではない。
「といっても、手直しが出来る職場はウチしかないだろ」
「ですね、じゃあ、ナベさん抜ける分久々に本気を出しますよ」
「いやいや、こんな状況じゃ今日は帰らんよ」
しょうがない。まだ見ぬとっちゃんとやらにはまた来てもらえばいい。
「この膨大な作業量だと一人くらいいてもいなくてもあんま関係ないですよ。帰ってよし」
直樹が根回ししたのだろうか、昼休みに仕事をするという、はよ帰りたいアピールからか、
他の連中からも「そうだ、帰れ」と次々に飛んできて、挙句の果てには帰れコールにまで発展した。
気持ちは嬉しいが、部下たちからの扱いが酷く思えるのは気のせいか。
とりあえず、進捗の連絡だけは頼むと直樹お願いし、予定通り早上がりすることにした。
帰宅途中愛車のゲンちゃんをぶっ飛ばしていたせいか白バイが横付けしてきやがったが、中学の同級生だったので、
飲みかけの缶コーヒーをくれてやると、そのまま去っていった。
奴に今の嫁さんを紹介してやったのは俺だ。
マンションへと帰着できたのは6時を過ぎた頃、さすがにまだ帰ってないだろうと思っていたら、案の定恭子の自転車の隣に見慣れない自転車が止まっていた。
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