過去ログ - おっさんがハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯(勝手な妄想)
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104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2012/04/09(月) 00:50:38.70 ID:vTsMDvht0
エピローグ

怒涛の恭子の誕生日から数日後、その週の日曜。改めて皆を交えたパーティーが我が家で行われた。

「さあ、恭子ちゃん、メッチャ焼いたるでぇー」

メインに夏海のたこ焼き、本人がタコパ、タコパとうるさかったので聞いてみればたこ焼きパーティーの略だった。

そして、姫ちゃんの持ってきた、超豪華オードブル。本人は適当に料理長に頼んだだけと言っていたが、侮れない人だ、確か普段はコンビニ弁当の筈なのに。

侮れないといえばもう一つ。

「まさか、姫ネェが恭子ちゃんの担任だったなんて」

確かに感性は近いものを感じていたが、まさか直樹と姫ちゃんがいとこ同士だったとは。

「その、先生は一体何をしている?」

正直聞きたくないがな、

「そりゃ、ずっとナベさんの踊りを繰り返し見ているんですよ。いやぁ、ほんとあんだけやってくれると、間奏のアレなアレンジも許すしかないでしょ。すごいっすわ」

隣の俺の部屋から大爆笑の声と床をバンバン叩く音が聞こえる。

「あははははっ、流石よ!流石よ!渡辺さん!、ヒィー!ヒィー!・・・もう無理よ、ムリムリ!・・・・・抱いて!いっその事私を抱いてぇ!」

無理なら見るな、姫ちゃんよ。誰が抱くか。

「それよりも、凄いって言えばあれだよねぇ」

ニヤけ顔で俺と恭子を見るとっちゃん。恭子もコクコクコクコクコク、と小刻みに頷く。まるで壊れた人形だ。

あん時、とっちゃんも居た事が俺の想定外。

「誕生日当日23時59分のハッピーバースデー!もう汗でビショビショ、手に持ってるケーキはグチャグチャ!オジサマはまさにGHSだね」

ガールズ ハート スナイパーの略らしい。とっちゃんは勝手に言葉を作るので困る。

確かに、俺も間に合うと思わなかったが、猛ダッシュの末に玄関の扉を開け放なちバースデーコールを叫んだのが誕生日締め切り1分前だった。

何事かと、周りの住人が起き出してしまったことは過去の話として封印しよう。

これからもこんな日常が続いていく事だろう。

まぁ、あれだ、長くなってしまったが、これが俺のハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯。



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