過去ログ - おっさんがハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯(勝手な妄想)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/20(月) 19:49:20.00 ID:tqalGdHs0
「オジサマ、早いよぅ。っていうか、車なのにお酒飲んじゃ駄目じゃん」
「この世の中には代行様という便利なものがあるんだよ。欲しいのがあれば追加すればいいから、飲みもんだけ先に決めちまえ」
あ、なるほど、と納得してくれたとっちゃんは急いでジャスミンティーを一つ、いや、二つ、と店員に頼んでいた。
しばらくして、ある程度で揃いとっちゃんご所望の塩タンが焼きあがり豪快に頬張る彼女。
どうだ、俺の一押しの店の味は。
「んー、マジありえない。超おいしいんだけど!」
「本当ですね。凄く美味しいです」
期待通りの二人のリアクションにまるで自分の手柄かのように喜んでしまう。
ほろ酔いなのもあってとても気分が良い。
「そういえば、おじさんととっちゃん凄く仲が良いですよね?なんか初めて会った感じじゃないんですけど」
「そりゃ、私とオジサマは会ったのは今日だけど、出会うべくして出会った運命の出会いだからだよ」
自分で注文した、テールスープを飲み更にご満悦の彼女はわけのわからないことを言う。
しかし、それに乗っかるのが俺。
「きっと、アレだな。前世とかでも来世を誓い合っていたに違いない」
「んー、オジサマ!前世の誓い通り私を嫁にしてくだはい」
とりあえず、飲み込んでから喋れ。
「勿論だとも。そうだ恭子!とっちゃんのことはこれからお母さんと呼びなさい」
飲んでる所為もあり、ノリに拍車が掛かる。
「だ、駄目です!友達をお母さんだなんて、無理です!」
二人の冗談に戸惑いをみせる恭子。あの日から過ごした中でこんな姿を見るのは初めてだ。
確実に少しずつだけど元気を取り戻せている。
そう思えると嬉しくてしょうがなかった。
「んもぅ、つれないなぁ、キョウたんはぁ、キョウたんたんたたんはぁ」
「つれないな、キョウたんたんたたんは」
「「キョウたんたんたたん、たんたんたたん♪」
「・・・だ、だから、何ですかソレ」
二人とも馬鹿だった。馬鹿が出来た。
こんな具合にちょっとずつでいい。
前に進んでいければ。
時間は掛かるかもしれないけれど、いつかはきっと昔の彼女に戻ってくれるだろう。
会計を済ませた俺はもう満腹ですとニコニコ顔のとっちゃんを夜も遅いからとゲンちゃんの後ろに自転車を乗せ自宅まで折り届ける。
そして別れぎわお礼の言葉の後「メール、わすれないでくださいね」と耳打ちされ家へと帰っていった。
とっちゃん覚醒。
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