過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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28:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:40:06.64 ID:WO2eriwB0
「大丈夫だ。こいつらはこいつらなりにちゃんと考えてるよ」
「……お前も負けず劣らず能天気だよな、絃(ゲン)。
おい愛、いつまでくっついてるんだ?」
諦めたように息を吐いて、青年は引っ付いている少女の頭をポンポンと叩いた。
しかし、強く抱きついたまま愛は軽く頭を振っただけだった。
「寂しかったんだろうよ。一週間近くお前さんと来たら連絡もよこさねぇ。
俺のラボは託児所じゃねぇぞ。愛ちゃんに限らず、
他の子も相当不安定になってる。全く俺にも仕事はあるってのに」
呆れたように言われて、黙って絆は愛の小柄な体を抱え上げて自分の膝に座らせた。
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