過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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67:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:28:32.41 ID:WO2eriwB0
『ゲンさんのところで、マナちゃんが外に出ちゃって。
偶然通りかかった人がいい人で助かりました』
苦笑の顔で彼女が手を通して意思を伝えると、
絆はそれを難なく読み取って、
自分にコアラの子供のように抱きついている愛の頭を小さく小突いた。
「こら、出ちゃダメだって言っただろ?」
「あー……うー……文がバラした……」
頬を膨らませて赤髪の子を軽く睨む愛。
そこで命と呼ばれた大人びた少女が軽く肩をすくめて、愛を絆から引き離した。
そして手を繋ぐ。
歩き出した二人について廊下の奥へと移動を始めた所で、命は口を開いた。
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