過去ログ - マミ「鹿目さん!私も神様になったわ!!」
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120:読みにくい?演出です(キリッ)[sage]
2012/02/28(火) 01:29:24.04 ID:0HWBz5Tx0
居なくなった人は、どこに行ったのだろう。それは分からないし、知る由も無い。
けど、一つだけ分かる。今日の雨で消えた人たちは、恐らくみんな、それぞれの家へと帰ったのだろう。暖かい、家へ。自分の、居場所へ。

杏子(…私も、帰ろう)

帰ったら今日は思い切りさやかを甘やかそう。普段厳しくしている分不思議がられるかもしれないが、今日は誕生日だ。何も不自然では無い。
最近は、娘にはとんと甘い恭介にばかり懐いているのだ。ここいらで母親としての評価を回復しなくては。

そして、その後で恭介に思い切り甘えよう。今の憂鬱な気分を吹き飛ばすには、それくらいの気分転換が必要なんだ。そろそろ二人目も欲しいし。
恭介の奴は明日休みだと言っていた。それならいつもより激しくしたって…

そこまで考えて、思わず口元が緩んでいる自分に気が付いた。苦笑する。全く。自分はいつまで経っても欲望に忠実な奴だ。これではまるで売女ではないか。
皮肉と自戒を込めつつそんな事を考え、煩悩を吹き飛ばすように首を振ってみるが、それでも一度頭に浮かんだ欲望は今晩の楽しみに顔を向けてしまっており、ニヤニヤとだらしない笑みが止まらない。
ああ、そうだ。どうせ頭に浮かんだ余計な事は、頭の中を巡るまで消えてくれないんだ。なら、折角だし今宵のメニューを決めてしまおう。

…確か以前買った玩具が押入れの中にある。恭介に黙って大量にまとめ買いしたものだが、定期的に一つずつ出していっているので、恭介にはまた買ったのかと呆れられるだけで済んでいる。
前にローターを出してからそろそろ1ヶ月だ。もう新しい玩具を出しても良い頃合だろう。
おっと。そう言えば丁度少し前に闇市で買った新作の合法ハーブも有るんだった。これはいつも通り寝室でこっそり焚いて置けばいいか。やはりさやかの寝室を早目に私達と分けて良かった。こればっかりはホテルじゃ使えないから。
そういえば、これを使い出した頃だったかな。私の胸がさやかはおろかマミにだって負けないくらい大きくなってきたのは。キマった時のアイツは激しいからなぁ。

そうだ。私は、もうとっくに、あの頃のさやかより胸もデカイし、スタイルだって抜群だし。顔にはちょっと自信が有る。
仁美の奴はさやかに劣等感を持ってるなんて言ってたが、今なら女としての魅力でアイツに負ける要素なんてこれっぽちも無いんだ。
それに恭介とは何度も肌を重ねてる。初めてを奉げたし、貰ってもいる。さやかなんか処女の内に死んじまったんだし、この点私は一歩どころか無限の差と言って良い。
死んだらもう生者には何も出来ないんだもんな。ああ。やっぱりそうだ。私は勝ったんだ。さやかに勝った。何一つ負けてない。完全に私の勝利だ。
そういえば昔何かの本かなんかで、運命の相手は産まれた時から決まってるみたいな事を書いてるのを読んだ事がある。
それなら例えさやかが生きていたとしても、きっと私は勝っていたんだろう。
だからもうアイツについて思い返す必要も、無い。私があんまりさやかさやか言ってたら、さやかの奴も安心して眠れないだろうしな。
そうだ。優しいさやかなら自分が死んだ後私が恭介とくっついたって知っても、さやかに縛られて恭介が自分の幸せを追求できないような事になったら否だからって祝福してくれるだろうし、
私達の行為の最中とかにふっと自分の事思い出されても迷惑だろうし…ああ。そうだ。そうだ。そうだ。そうだ。私は今何も間違った事を考えていない。考えていないぞ。


…ああ。早く家に着かないかなぁ。



まどか(うわぁ…)


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