過去ログ - マミ「鹿目さん!私も神様になったわ!!」
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]
2012/03/17(土) 19:51:45.15 ID:xtMDEIw60
バタン

恭介「さやかは寝た?」

杏子「うん。寝室まで運んでもまだ遊びたいって駄々こねてたけどさ。あっさり寝たよ」

恭介「随分とはしゃいでたからね。疲れたんだろう」

杏子「ごちそうも沢山食べたしね」

恭介「そうだね。誕生日プレゼントのCDも喜んでくれたし」

杏子「…ねえ恭介。あのCDって、やっぱ、美樹さやかの…?」

恭介「…うん。僕が入院してた頃に、お見舞いにって買ってきてくれた物だ。…彼女には申し訳ないけれど、ね」

杏子「…あんたがさやか関連の物を人に渡したの、初めて見た」

恭介「当然さ。初めてだもの。どんな物でも、大切な幼馴染の形見を渡す気にはなれないからね」

杏子「けど、さっきは…」

恭介「けれど、僕は僕の娘に、聞いて欲しいと思ったんだ。あの音楽を」

杏子「…どうして」

恭介「あのCDは大層な名盤な上に、レアな一品でね。きっとさやかも…ああ。紛らわしいね。娘も、きっと気に入ってくれると思うしね」

杏子「…そうなんだ」

恭介「ああ。…ふふ。思えば、さやかはああいうのを探すのが凄く上手かったな」

杏子「…」

恭介「それに、さやかももう大きくなってきた。知って欲しいんだ。『君の名前は、僕達にとってとても大切な人と同じ名前なんだよ』って」

杏子「大切な…」

恭介「考えて欲しいんだ。『僕達が何を思って、その名前を君に付けたのか』って」

杏子「何を…思って…」

恭介「そして、伝えたいんだ。『僕達は、君にその名前に相応しいくらい、幸せになって欲しいんだ』って」

杏子「……し、あわ、せ、に…」


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