過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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[saga]
2012/04/04(水) 00:27:57.09 ID:j+sNRJjz0
「……よし、出来た」
鳴海探偵事務所最奥のラボにて、フィリップは作業を終えて汗を拭いた。
魔法少女全員分の、『切札』を作り終えたのだ。
「さて、この時間だと翔太郎たちはパトロールに出ているのかな? まずは鹿目まどか達に連絡を取ってみるか」
スタッグフォンで、予め聞いておいたマミのマンションの固定電話の番号にコール。
切札の完成と今からそちらに向かう旨を伝えて、フィリップはハードボイルダーに乗り込んだ。
「……無免許運転というのは、気が引けるけれどねぇ。今更だけど」
「はい、はい。分かりました。では、今から来て下さい……フィリップさん、完成させたそうよ」
マミがフィリップからの電話に応答し、彼の成果を知る。
怪我が悪化しないよう奥の部屋で寝かせている映司を起こさないよう、静かに仲間たちにそれを伝えるが、
だがしかし呉キリカは彼女のそんな気遣いに気付きもせず大音量で喜びの声を上げた。
「ああ、待ち侘びたよ! 繊莉子、明日からはまた私の雄姿を見せてあげるからね!」
「はいはい、分かってるわキリカ。だから静かに……ん、そっちから音がしますね?」
まず繊莉子が異常に気付く。
玄関から――外から音がすることに。
「……なんだろね、アレ? ほむらはわざわざノックするような奴じゃないし」
こん、こん。こん、こん。
小さくドアを小突くような音が続く。
「ビビってても仕方ねーだろ。開けるぞ」
「ま、待ちなさい佐倉さん。財団Xの刺客って可能性も……」
マミの制止も聞かず、杏子はあっさりとドアを開ける。
……誰もいない。杏子が若干の苛立ちを覚えながらドアを閉めようとしたとき、ふと彼女の脚を小突く感触が。
「……なんだぁ? この蜘蛛みたいの」
スパイダーショック。
それを見たことがあるまどかとさやかはすぐに異常に気付いた。
「そっ、それ! 翔太郎さんの……!」
「何かあったんだ! ど、どうしよう!」
しかし、二人とも、この蜘蛛が翔太郎のものだということは知っていても、その機能は知らない。
今翔太郎とほむらが窮地に陥っており、この蜘蛛が救援を求めに来たことになど、気付けるはずもない。
だがしかし、魔法少女としてはベテランであるマミと杏子が別のことに気付いた。
実力こそあれど魔法少女としてのキャリアは浅い他の少女達には気付けなかった事実に。
「――暁美さんのソウルジェムの反応が……」
「……感知できなくなった」
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