過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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[saga]
2012/04/18(水) 23:21:55.82 ID:xu4QL4tY0
「だねー。ま、よきかなよきかな。恭介にはまどかとの仲を見せ付けてやらなきゃねー!」
「きゃっ! や、やめっ……さやかちゃぁん!?」
「ふっ、二人とも駄目ですわ、それは禁断の愛の形ですのよー!」
こうしていつも通りに馬鹿をやって白い目と生温かい視線を半々で浴びるくらいが、あたしには丁度いい。
巻き込まれるまどかと仁美には、まあホント申し訳ないんだけどね。
「そういえばさやかちゃん、上条くんに話しかけに行かないの?」
「い、行かないよ。……行けないよ」
「?」
まどかも仁美も訝しむような目であたしを見る。
そりゃ、あたしが恭介に嫌われたっていう最新情報を知らないから当然なんだけど、
こっちとしてもそんな目で見られ続けるのは気分が悪い。
「ほら、幼馴染だからっていっつもベタベタしてるわけじゃないし?」
毎日のようにCD貢いでたあたしが言っても、説得力は皆無だった。
我ながらけっこう痛々しいと思った。
一方恭介も、さやかと同じように憂鬱な気分を味わっていた。
途中で一緒になった中沢には一応笑顔で応対しているが、それでも気分は優れない。
電話で謝るというのも誠意がないような気がするし、かといって呼び出すのもどうか。
そんな風に言い訳をして、結局今まで謝るどころか会うことも出来ずにずるずる来てしまった。
そして登校中、一瞬目が合ったのにすぐに逸らされてしまったことで恭介は確信したのだった。
(……やっぱり、さやかはもう僕のことなんか嫌いになったんだよな)
そりゃあ、理不尽な八つ当たりでせっかく持ってきたCDを叩き割るような奴はこっちだって願い下げだ。
思い当たる節があるだけに、恭介は完全にさやかとの仲をそう判断してしまった。
教室について授業を受けて、放課後になってもやはりさやかと恭介は鬱々としていた。
クラスメイト達も何やら様子がおかしいらしいことは察して、二人を遠巻きに見ている。
それでもさやかの隣にはまどかがいるのだが、そこに更に仁美が向かった。
「……さやかさん。お話があります」
「ん、どしたの? 大事な話なら、場所変えるけど」
「では、そのようにお願いします。すみませんがまどかさん、今日は席を外していただけないでしょうか」
「う、うん。じゃあさやかちゃん、私は今日もマミさんの家に行くね。話が終わったら来てね」
「おっけ。じゃあ、行こうか仁美」
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