過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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(長屋)
[saga]
2012/05/23(水) 22:10:31.11 ID:b5aT89400
戦場から少し離れた、未だ魔女の影響を受けていない高層ビルの屋上。
そこで、マミは一人待機していた。来たる自分の出番に備えてひたすら魔力を練り上げながら。
既に魔女の周囲には、彼女が創り上げた大量のマスケット銃が浮かべられており、攻撃の準備は着々と進められている。
「火野さん、ちゃんと作戦通りの位置までワルプルギスの夜を誘導してくれたわね……そろそろ、いいかしら?」
「私の銃が描く円の半径はワルプルギスの夜を中心に300m。これだけ撃てば、少なくともダメージにはなるでしょう。いくわよ――」
「……パロット・ラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ!!」
戦場にいた翔太郎たち仮面ライダーと魔法少女は、一瞬視界を奪われた。
火薬の爆発、銃弾の炸裂、そして巻き起こる凄まじい大爆発によって。
煙がワルプルギスの夜の炎によって吹き飛ばされる。
あちこちに傷を負いながらもまだ奴は笑い続けているが、こちらとてこれで終わりじゃあない。
砂埃と硝煙の中からほむらちゃんとさやかちゃんが飛び出し、追撃を加えにかかる。
「足引っ張んなよ、ほむら!」
さやかちゃんは、再び貸してやったメタルメモリを取り出した。
「……そっちこそ、ね。美樹さやか」
ほむらちゃんは、銀色のメダルを軽く指で弾いた。
『変身!』
――【METAL!!】【METAL!! MAXIMUM-DRIVE!!】
――【CATERPILLAR LEG!!】【CUTTER WING!】【SHOVEL ARM!!】【CRANE ARM!!】【DRILL ARM!!】【CELL BURST!!】
「メタル・スプラッシュスティンガー! ぅらぁぁあああぁぁああッ!!」
「バースデイ・アタック……はぁぁぁああああッ!」
無数の剣を象った光弾と一縷の深紅の光線が魔女に突き刺さる。
更なる追撃として、弦太朗こと仮面ライダーフォーゼが飛び、魔女の身体を貫く。
――【ROCKET】【DRILL】【LIMIT-BREAK!!】
「ライダーロケットドリルキィィイイイイ――――ック!!」
だがしかし、魔女はまだ堕ちない。……いや、確かにダメージは通ってる。その分、確かに勝ちに近づいているはずだ。
しかし、ほむらちゃんの今までの繰り返しからの統計が正しければこれで倒せたはずだというのも確か。
まさか本当に財団Xが何かしたってのか? それとも、ほむらちゃんの予想通りに奴が強くなっているのか?
最高の攻撃をしたにも関わらず倒せない魔女を相手に、皆が一瞬凍りつく。
『くっ……翔太郎も! 魔法少女たちも! 奴に行動させるな、更に追撃を加えるんだ!』
フィリップの喝で皆が我に返り、再び攻撃を始めた。
砲撃が斬撃が突撃が銃撃が、辺り一帯を飛び交う。
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