過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/01(金) 22:22:00.84 ID:DTER6c200
ソウルジェムに溜まった濁りが、解き放たれた。
ソウルジェムはそのままに、濁りだけが世界に解き放たれ拡散し、穢れが世界中を覆う。
それは勿論見滝原市も、まどかの周囲も例外ではなく。
拡散した穢れは徐々に集まり形を作り、最終的に数千に達しようかという怪人の軍団が現れた。

「――え?」

「ありがとう、鹿目まどか。僕としてもここまで上手く事が運ぶとは思っていなかったよ」

まどかが振り返る。
キュウべぇも拡散した穢れをその身に受けたのか、めきめきと身体が変質し、だんだん巨大化してゆく。
真っ白な体躯に鋭い刃のような尾を持ち、獰猛な狼のような顔に、もとのキュウべぇの面影を唯一残す紅の眼。

「僕と財団Xの計画はここに成就した。エネルギー問題もこれでひとまずの解決を見る。ありがとう、鹿目まどか」

「どういう……ことなの」

「利害の一致、さ」

財団Xとインキュベーターの間には、ある協定が結ばれていた。
インキュベーターは、財団Xに魔女を提供する。財団Xはその魔女を解析し、
ソウルジェムやグリーフシードに溜まる穢れについて精査して、
魔女化自体に使われるエネルギーすら浪費せずしての現実世界への解放を目指す。
そして解放した穢れで怪人軍団を生成し、世界を制圧。

つまり、財団Xがインキュベーターに引き渡すのは財団Xを除いた地球の全人類だ。
怪人によって制圧された人間のうち、深い絶望に陥っている者を少数選び出す。
この場から解放してやるという甘言で魔法少女の契約を結び、直後に真相を明かす。
そうすれば当然、ソウルジェムは絶望に負けてグリーフシードと化す。
無論ある程度の例外はあるだろうが、そのようなイレギュラーは怪人軍団で甚振り魔力を浪費させて魔女にする。
老若男女関係なく、強制的に希望から絶望への相転移を発生させる。
奴隷化した人間を絶滅させないようにすれば、地球は永久的に感情エネルギーが得られる牧場と化すのだ。


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