過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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[saga]
2012/02/27(月) 22:34:57.13 ID:Nqde99Sv0
結界内を進むほむら。
彼女は今から戦う魔女――お菓子の魔女、シャルロッテ――について、思考を巡らせていた。
二つ目の姿が発現する条件は、一体何なのか。
(ああやって二つ目の姿を出すのは、『緊急避難』なのか『通常の戦法』なのか……)
(前者ならば自然よね。普通の人間は一つ目の姿のまま喰らう。危険な存在に対しては二つ目の姿で対処する)
(後者だとすれば、あの魔女の能力は、対魔法少女に特化しすぎてる……そこは、不可思議なのよね)
(ただただ欲望に従い人を喰らうだけの魔女が、どうして戦闘に特化した能力を持っているのか……)
(……まあ、どっちだとしてもやることは変わらないのだけれど。出来れば時間停止は節約したい)
前回の時間軸ではマミが殺されたせいで、まどかとさやかを救うために時間停止を使わなければならなかった。
ただ、今回の時間軸では真実を知ってそのうえで戦う巴マミという非常に心強い存在がいる。
ならば、時間停止を多少無駄にしてでもここで魔女を倒しておく意味はある。
(とりあえずは正解が前者である可能性に賭けて、出現の瞬間に一撃で倒すことを目指してみましょう)
使い魔は適度に倒す。
わざわざ放置するのも気分が悪いけど、どうせ後から巴マミが来るのだから。
だがしかし、結界最奥に辿り着いたところで、ほむらは異常を察知する。
「この気配……魔女が既に目覚めている?」
まさか、有り得ない。
前回の時間軸では確か、巴マミが来るまでは魔女は眠っていたはずだ。
何者かが、結界を刺激したに違いな――
「うおぉおぉぉおおおっ!」
爆音を上げ、結界最奥にバイクが侵入してくる。犯人はこいつか!
私の姿を見てバイクを降り、メットを外したその男は――左翔太郎だった。
「あなた、何を考えているの? 戦えもしない癖にここまで来て……大人しく美樹さやかの傍にいてくれれば」
「……ん? あ、そういえばほむらちゃんには言っても見せてもなかったか。俺は別に戦えないわけじゃないぜ」
「何を言って……ただの人間が、魔女と戦えるわけがないでしょう」
私が言っていることは間違っていないはずなのだが、どうも様子がおかしい。
美樹さやかも巴マミも、妙にこの男を信用していたし……。
私が訝しんでいる間に、左翔太郎は懐から謎の装飾が施されたベルトと、USBメモリのようなものを取り出していた。
「……何? それは」
「ん、これが俺の、俺達の戦い方さ。行くぜフィリップ! 変身!」
左翔太郎が腰に巻いたドライバーに、どこからともなく緑色のUSBメモリが挿し込まれる。
それを強く押し込んだあと、自らの手に収まっている黒色のUSBメモリを更に挿し込む。
ドライバーを展開させると、辺りは疾風に包まれ――その後にいたのは、二色の怪人だった。
右半身は緑。左半身は黒。たなびく銀のマフラーに、赤の複眼。
そういえば、昔聞いたことがある。隣町の、都市伝説。
弱気を助け悪しきを挫く、正義のヒーロー……
「……仮面、ライダー?」
「ああ、そうだ。俺達は、仮面ライダー……仮面ライダー、W」
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