過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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48:1[saga]
2012/02/29(水) 23:19:17.25 ID:5EpYoG++0
「私の目的は、魔法少女が増えることの阻止。ひいては、魔女の孵化の阻止」

「なぜ私が魔法少女の真実を知っているのか、という問に対する答えは、『実際に見たから』よ」

「大切な友達が正義のために戦って力及ばず死んだところも、絶望に負けて魔力を使い果たし魔女化したところも……」

「私は見てきた。だから、それを止めたいと願った。結果として私は、時間の流れを観測し、干渉する力を得た」

「……生憎私に巴マミほどの素質はなかったから、私が干渉できるのは私の契約から、精々一か月前までなのだけどね」

「そして、その一カ月で救えそうな魔法少女候補は、あなた達しかいなかったのよ。鹿目まどか、美樹さやか」

……ほむらちゃんが語る、彼女の過去。マミちゃんとまどかちゃんは信じきっているようだが、
俺とフィリップはどうもそれを信じられずにいた。さやかちゃんも訝しげな顔をしている。
嘘を吐いている、とは思わない。だが、真実の全てを話してはいないのではないか……と。

「……ほむらちゃん。話の通りならほむらちゃんは、真実を知ってから契約したってことになるよな?」

「……ええ、そうね」

「なぜ、契約していないただの人間が魔法少女の死を目撃できたんだ?」

「巴マミのように、魔法少女の候補に戦闘を見せている物好きがいたもので、ね」

「……そうか」

しかし、話に矛盾は見つけられない。
彼女が全てを話していないことは、明らかなのだが。
それがどうしようもなく情けなかった。


「そういえば翔太郎さん、ほむらちゃんの調査についての報酬って……幾らになるんでしょうか……」

おっと、そうだったな。
……露骨におどおどしているまどかちゃんから金を取るのは非常に心苦しいのだが……、
一応こちらも仕事だし、ロハなんてことにしたら亜樹子にどやされちまうし……、
うん、そうだな。風都と見滝原の往復分の、ハードボイルダーのガソリン代ってことにしといてくれ。

「は、はい。わかりました。それくらいなら、すぐに払えると思います」

「翔太郎さんとフィリップさんのおかげであいつに騙されずに済んだわけだし……あたしも一緒に払うよ、まどか」

「……だったら翔太郎さん、もう帰ってしまうんですか?」

そう聞いてきたのは、寂しそうな顔をしたマミちゃん。
……ううん、俺もそこは不安なんだよなぁ。だが風都には早く戻らなきゃならないし、風都でキュゥべえが活動していないとも……
いや、それはないか。多分、ミュージアムの連中はそれを快く思わなかっただろうから。
第一、俺がマミちゃん達を甘やかすべきではないとも思う。
話によると他の街にも魔法少女は存在しているわけで、だとすればマミちゃん達だけ救っても、なんの意味もない。
例えそれが悪質な詐欺を伴うものだったとしても、願いだけは叶っているのだから。
……ああでもマミちゃんの場合は、それ以外に選択肢がなかったんだっけか。

「ならば、左翔太郎。私が依頼をするわ」

「……ほむらちゃん、どういうことだ?」

「……近い内に、ワルプルギスの夜が来る。あなた達にはその討伐を手伝ってほしい」

「わるぷるぎすぅ? なんだそりゃ」

「えっと……、ドイツの行事『ヴァルプルギスナハト』のことかな? 日本語に訳して『魔女の夜』という」

「……あなたはフィリップ、といったかしら? その知識は大したものだけど、私が言っているのはその名を冠した弩級の魔女よ」

「ちょっと待って暁美さん、それは本当なの? だとしたら、この街は……」

「ええ、ただでは済まない。時間干渉によって私はワルプルギスの夜がこの街に訪れることを知ったの」

「なんの対処もしなければ、見滝原は誇張でもなんでもなく……壊滅してしまう」

「だから。巴マミ、左翔太郎、フィリップ。私に協力してほしい」

「魔女の夜を、乗り越える為に」

毅然とした、それでいて冷たさを兼ね備えた、とても中学生とは思えないほむらちゃんの表情。
一体この娘は、俺達にどれほどの秘密を隠しているのだろうか。


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