過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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93:1[saga]
2012/03/16(金) 23:09:35.78 ID:AWWnvpkI0
エルザマリア?
聞くからに聖職者といった雰囲気だが、現れたドーパントは醜い触手の集合体だった。
さっきの白服、恐らく財団Xだろう……今度は一体、何を企んでやがる。

「悪いな……皆、こいつらはこっちの領分だ」

再びダブルドライバーを装着。
感覚の共有で察してくれたのか、無駄な会話もないままサイクロンメモリが転送されてきた。
俺も懐からジョーカーメモリを取り出し、ドライバーのスロットに挿入する。

「……変身」――【CYCLONE!! JOKER!!】

疾風と切札の戦士、仮面ライダーW サイクロンジョーカー。
俺達の変身形態の名だ。そのままガイアメモリの名を使っている。
ガイアメモリとは地球の記憶。
地球上にあまねく存在している記憶から力を得るこのメモリは、そのまま記憶の名を冠している。
ならば、エルザマリアとはなんだ? なんの記憶を司る、どういう能力を持つメモリなんだ?

『……翔太郎。検索の結果なんだが……エルザマリアは、魔女の名だ』

「はぁ!?」

その言葉に驚く間もなく、魔女の結界が展開された。
……ドーパントを中心に。どうやらフィリップの言葉に嘘はないようだ。
財団X、今度は魔女に目をつけやがったってことか……!

「ほむらちゃん、マミちゃん、さやかちゃん! 援護を頼む!」

迫りくる大量の触手を蹴り飛ばしながら叫ぶ。
あまりに突然な敵の登場に呆けていた三人も再び変身し、俺の前を塞ぐ触手への対処を始めてくれた。
マミちゃんは的確に俺を狙う触手を撃ち抜く。さやかちゃんはとんでもないスピードで突っ込んで触手を斬り裂いてゆくが、
経験の浅い彼女は何本かの触手を取り逃がしてしまう。それをほむらちゃんが拳銃で撃ち抜き、触手の数は順調に減ってゆく。
よし、今のうちに本体を叩く!

「こいつで決めてやる!」――【HEAT!! METAL!!】

熱き闘士、ヒートメタル。
武器を使った中距離戦闘においてこいつの右に出るものはいねえ。
先端に炎が灯ったメタルシャフトをぶん回して触手をかわしながら、俺はドーパント本体へと迫る。

『ま、待て翔太郎!』

「……待って、左翔太郎! 駄目っ!」

その瞬間ドーパントの身体がパクリと割れて、中から大樹の如き腕が飛び出した。
俺は為す術もなくその腕に捕らわれ、握り潰され――



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