過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
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97:(BGM:Got to keep it real)[saga]
2012/03/16(金) 23:14:24.39 ID:AWWnvpkI0
雄叫びと共に、OOOが分身する。
その全てが触手目掛けて駆け出し、戦闘を始めた。
ある者は触手を蹴り飛ばし、ある者は触手を斬り落とし、ある者は触手を殴り倒す。
だがしかし、一向に触手の数は減らない。減らした分だけ増殖し、OOOを襲う。

「ちょっと、アレ手伝った方がいいんじゃないの!? そこの白い人!」

「いえ、これでいいんです青の魔法少女さん。火野さんが言うには、あれは制御が難しいらしいので」

「あたし達も巻き込みかねないってことか……ちっくしょう」

クワガタヘッドからの雷撃、カマキリソードの斬撃、バッタレッグによる跳躍、そして鋭い蹴り。
それら全てを50人分動員しても、ドーパントの触手攻撃を突破できない。
ならば、こうだ。

――【【【SCANNING-CHARGE!!】】】

分身の全てがスキャナーをドライバーに通し、力を充填する。
50人の仮面ライダーが飛び上がった。

『ハァァアアア……セイヤァアッ!!!』

触手の全てに必殺の飛び蹴りが降り注ぎ、爆発する。
すぐさま触手の再生が始まってはいるが、もう遅い。
丸裸にされたドーパントが見上げた視線の先では、Wが4本のメモリを手にした武器に挿し込む姿が映っていた。

――【CYCLONE!! MAXIMUM-DRIVE!!】
――【HEAT!! MAXIMUM-DRIVE!!】
――【LUNA!! MAXIMUM-DRIVE!!】
――【JOKER!! MAXIMUM-DRIVE!!】

プリズムビッカー……形状としては、盾に収納された片手剣ということになる。
盾の部分には4本のガイアメモリを挿すことが出来、これによりWが持つ数々の技の中でも一、二を争う大技が発動する。
まるで虹の如き輝きを見せる光の束が悪を討つ、その技の名は――

『――ビッカーファイナリュージョン!』

七色の眩い光線がドーパントを包み込み、結界が消えた。
先程の廃工場へ、仮面ライダーと魔法少女は帰還する。

「メモリブレイクだ……おい財団X、お前ら一体――」

翔太郎が白服の男を問い詰めようとするが……男は、砂のようになって消えた。
恐らくはNEVER。酵素を与えられず、捨て駒として扱われたのだろう。
……翔太郎は、静かに男の冥福を祈った。


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