521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/10/27(土) 21:32:00.62 ID:ZtW+Dfsn0
「……とりあえず、爆発させていきましょうか」
美琴は手を機材にあて、放電を始めた。
彼らが知る由もないが、一機数千万もするそれらは、美琴によって確実に破壊されていく。
高圧電流を受けた機材の一つが、ボン、と音を立てて爆発した。それに伴って湧き上がった炎があたりを熱していく。
「御坂さん、早々に出ましょう」
「……分かった」
全て破壊しつくしたのを確認すると、二人は実験装置からくるりと背を向けた。
そんな彼らの視線の先にいたのは、数十人の研究員。
彼らは一様に殺気立っていた。
「……なんで、今更現れたのかしら」
「さあ? とりあえず、潰すしかありませせんよね」
物騒すぎる会話をする彼らは知らない。
あの研究員達は、『実験』が凍結されたせいで職を失い、この研究所が壊れてしまえば今よりも深い闇へまっしぐらなことなど。
研究員が彼らの研究の成果であろう武器を持ち出したのをきっかけに、エツァリも槍を懐から出した。
美琴も交戦しようと演算を開始して――、
「――ッ!?」
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