過去ログ - 美琴「――ばいばい、――番目の、インデックス」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/02/24(金) 22:35:56.45 ID:q76h1QBE0

「私が、Index-Librorum-Prohibitorumだから」

魔道書図書館だから、とインデックスは付け加えた。
私の背筋がびくりと震える。
インデックスのそのエメラルドの瞳は、真剣そのものだった。

「……多分、私が10万3000冊の魔道書を持ってるからだよ」

「10万……3000冊?」

「そう、10万3000冊。常人が一目見たら発狂するほど危険な「原典」であり、世界の常識を変え、手に入れた者を「魔神」にするほどの価値がある魔道書の保管場所。それを私が持っているから」

「……アンタ、そんなちっこいのに図書館とか持ってたの?」

「……そういう、わけじゃないかも」

インデックスの話は要領がつかめないけれど、とにかくその10万3000冊の魔道書があるから追われているらしい。
……本当なのか、本当じゃないのかはともかく。
たとえ魔術関連の話が嘘だったとしても、他人のバルコニーに落ちるような事態に巻き込まれているのは事実なのだから。

「アンタさ、その……追われてるってことは、逃げ続けてるってことで……家とか、ないんでしょ?」

「……そんなことはないんだよ。イギリス清教の教会にいけば匿ってもらえるはずだから」

「それは……どこにあるわけ?」




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