過去ログ - 一方通行「……好きなンだ」美琴「ごめん無理」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2012/02/26(日) 21:47:02.68 ID:bDgSDwVu0


堪忍が切れたのか、米神の血管をピクリと動かしながら00001号は一方通行の文句を切り捨てた。
実験の為に作られたというのに、
一方通行のトラウマを治すために働かなくてはいけないというだけでも不本意なのだ。
その上一方通行が協力的ではないだって? ふざけるなという気持ちになるのも無理はない。
00001号の濁った瞳の奥ではそのような思いが渦巻いているに違いなかった。たぶん。


00001号「ではデータの交換のため赤外線を発信しますとミサカは携帯電話を操作します」カチカチ

一方通行「……クソ、わかったよ。受信すりゃいいンだろォが受信をよォ」カチカチ


第一位と第三位のクローンが広いホールに二人きりで向かい合って(距離は離れているが)携帯電話を操作している。
なんともシュールな状況である。
一方通行は「しかしよォ」と言う。


00001号「何ですか? とミサカはもう少しで発信できることをついでに知らせます」カチカチ

一方通行「こンなに離れていても赤外線って受信できるもンなのか?」カチカチ

00001号「あ」

一方通行「ン? オイこっちは準備できたぞ」ホラ


携帯電話を突き出すと、00001号は今まで動かしていた指の動きをピタリと止めた。
学園都市は最先端の街である。
とはいえ何十メートルも離れている距離を飛ばせるような赤外線を付けている携帯電話があるわけもなく。
いや作ろうと思えば作れるのかもしれないが、そんな需要もないからにして――。


00001号「……よし糸電話にしようとミサカは再提案をします」

一方通行「オイ」






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