過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争【安価TRPG】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争【安価TRPG】

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530:1 ◆ZAbKV9lRg.[saga]
2012/02/28(火) 01:19:39.91 ID:08n56K0I0
>>526
コンマ:7

アーチャー「心情はどうあれ、奴が君を陵辱しかけたのは事実だ」

アーチャー「奴がどういう考えなのかは判らん」

アーチャー「だが、その推理は実は的外れで、偶然海魔が行きのいい魔力を求めただけかもしれない」

アーチャー「･･･ひょっとすると、聖杯に辿りつき全てを幸福にすれば『過程は関係ない』という思考なのか」

アーチャー「はたまた、狂人故に単に君から興味を失っただけなのかもしれん･･･まあ、どれにしろ精神は破綻しているが」

アーチャー「それでも君は、ジル・ド・レェに何かを語るつもりなのかね？」

アーチャー「―――ハッキリ言って、私には無意味にしか思えない」

―――アーチャーっ！！

彼の言葉は、あまりにも正論だ

正論だからこそ、それは抗えぬほどの暴力となってしまう

そんな残酷なことを、どうして今すぐ言わなければならないんだ

そう、貴女は思わず声を荒げて―――

ジャンヌ「それでも、構いません」

後ろで聞こえた声に、驚いて振り向いた

ジャンヌ「ジルが私にそうしたなら、きっと彼にとってはそうするのが一番だったんでしょう」

ジャンヌ「ジルは頭がよくて、昔から私なんかじゃ考えもつかないことを叶えてくれましたから」

ジャンヌ「―――でも」

そう言って、少女は歩く

貴女の後ろを出て、アーチャーの目の前へと

涙が残る眼で、目の前の男の顔を真っ直ぐみて、ジャンヌは言った

ジャンヌ「私にとって、皆にとって一番じゃないなら」

ジャンヌ「何度だって、それは違うって言い続けます」

ジャンヌ「私はずっと、主の言葉を伝えてきたから」

ジャンヌ「―――今度は、自分自身の気持ちを―――ジルに、伝えたいんです」

そう言って、彼女は虚空から取り出した旗を掲げる

貴女のコートと同じ、聖なる布

それを掲げるジャンヌ・ダルクを見て、貴女は―――

直後感情判定（9に近いほど愛情、1に近いほど母性）
本当の彼女+2

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