過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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(チベット自治区)
[saga]
2012/03/12(月) 18:33:06.93 ID:P7WpNlAY0
夜のベンチ。変身を解いたマミに、缶コーヒーの片割れ(税込120円)を差し出す。
ほむら「マミとはよく隣り合う仲だな」
マミ「ふふ、そうね」
缶コーヒーを両手で包みこみ、マミは微笑んだ。
やはり一つ上だ。笑顔もどこか大人の雰囲気がある。
マミ「……」
ほむら「やれやれ、まだまだ夜は冷えるな」
缶コーヒーの芳醇な香りが鼻孔をくすぐる。だがしばらくは手の中でカイロになってもらおう。
マミ「ねえ暁美さん、魔法少女の願いって、どんな願い事にすればいいのかしら」
ほむら「ん?どうしたんだいきなり」
マミ「ちょっとね……」
ほむら「ふむ」
缶コーヒーを頬に当てて考えてみる。答えはすぐに出た。
ほむら「何でも良いんじゃないか」
マミ「そんなことはないとおもうけど……」
ほむら「自身が魔法少女であることに納得がいく願い事、というのがそもそも不安定なんだ」
マミ「うーん」
ほむら「魔法少女である自分を前提として、ついでに願い事を据えるのが一番だと思う」
マミ「……そうね…そうよね、後悔が無いという意味では、それが一番よね…」
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