過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]
2012/03/16(金) 20:05:59.82 ID:wBfrJmlv0
ほむら「ま、家主が来るまでは好き勝手にくつろいでいよう」
指を鳴らす。
テーブルの上に純白のクロスと、一枚の皿と、二つのティーカップが現れる。
さやか「おおっ…!」
ほむら「コーヒーしかないんだけど」
さやか「あ、ありがと……ていうか飲み物も出せるんだ」
ほむら「あるものだけね」
魔法で生成したものではない。れっきとした実物だ。
とりあえず缶コーヒーを開けて、二人分のカップに注ぐ。
小さな缶を二人で分けると少ないが、小話をするには最適な量なのかもしれない。
ほむら「あ、これおやつ」
さやか「なんでカロリーメイト…」
ほむら「余っちゃったからな」
脚を組み、ハットを膝の上に乗せてさやかを見る。
ほむら「で、さやかはキョウスケの手を治して、本当にバイオリンを聞けるだけでいいのか?」
さやか「う……マミさんにも同じようなこと言われたけど……」
ほむら「ほう」
さやか「……自分でも、よくわからない」
さやか「あいつのバイオリンが聞きたい…それは本当だよ、けど…恭介の事、私、その、好きだし…」
もじもじと蠢いているさやかは新鮮なものがあった。
こちらが素のさやかだろうか。
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