過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[saga]
2012/02/28(火) 21:37:02.14 ID:H8SiFhdE0
さやか「!?」
奇怪に変わり続ける遠景とは違った、別の意味で変わった光景。
造花の花道。造花のフラワーシャワー。
ほむら「付き合わせるみたいになったのは、どうやら私の方らしい」
さやか「えっ……ほむら?なにそれ…」
ほむら「私の真の姿とでも言えばいいのかな」
紫のハット。紫のステッキ。
立派な奇術師、私は魔法少女のほむらだ。
ほむら「事情通ですと誇らしげに語り通したいところだが、このままだとまどかが危ない、ついてきてくれ」
さやか「!」
ほむら「このままだと、お伽話の世界に食われてしまうからね」
さやか「まどかっ!」
彼女は魔女の結界という未知の危険を畏れることなく、私の横を通って花道を走っていった。
まどかとさやかは親友同士であるとは聞いていたが、それにしても無謀な走りだ。でも直情的な性格を馬鹿だとは思わない。
私もそんなアツい性格になれたら良いなと思う。
ほむら「さやかよりも、早めに到着しておかなくては意味がないな」
カチッ
さやかよりも一足早く、まどかを助けさせてもらおう。
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