過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/26(月) 20:28:54.08 ID:3WG7oR/50

『……疲れた』


隣で景気悪そうな私が景気悪そうにつぶやいた。

何故私が私の弱音を聞かなくてはならないのか。


ほむら『なら横になって寝ると良い』


私は額縁を眺めたまま答えた。

額縁の中には絵らしきなんぞがあるのだが、目を細めて見てもぼやけていて見えない。


『……休めないわ』


隣の私は力なく、うつむいたままに答えた。

何故この私はこんなにもダウナーなのだろうか。


ほむら『曲がったソファーしか置かなかった君が悪いんだろうさ』


私は後ろに寝そべるようにして答えた。

結果として寝そべると言えるほどくつろぐことはできず、頭が辛うじて中央のソファーに乗るだけにとどまった。

腰や肩が支えられていない。腹筋が鍛えられる姿勢だ。


『……そうね、真っ直ぐなソファーにしておけばよかったわ……』


隣の私がどこまでも落ち込んだ声でそう零した。

いい加減、この私っぽい私の面倒臭さに堪忍袋の緒が輪切りになりそうだ。



ほむら『新しいソファーを買いに行くと良い』


私は椅子から滑り落ちて後頭部を打ちつけながら言った。


『……もう、お金がなかったのよ……』



じゃあ無理だ。


そんな所で、夢は覚めた。



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