過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/29(木) 20:48:44.54 ID:ZPtFU5uZ0

上条 恭介という少年は、現在ひどく傷心しているので、いつもより気が立っているらしい。

さやか曰く、普段ならば温厚であるとのこと。


そう言われてみればそうかもしれないと思える。

芸術家や音楽家は、ネタに詰まると非常にカリカリするというのは良く聞く話だ。

まぁ彼の場合は、もう二度と弾けないという、致命的なものなのだけど。


私にとってはどうでもいい話だ。


ほむら「……」


夕焼け空が眩しい。

病院の屋上は見晴らしが良く、オレンジに陰る見滝原がよく観察できた。



さやかは、今日は契約するつもりはないそうだ。

契約をするならば、まずはまどかと話をしてから、だそうである。

その他様々な思いがあるのだろう。

そこまで冷静になっても、人間をやめるというのだ。彼女の決心は固い。


マミは後輩ができるからと張り切る反面、それ以上に魔女の宿命を背負うこととなるさやかを心配している。

特に、彼女の願い事の内容に対して懸念を抱いている風に私は見えた。

他人のために願い事を使うのは、あまり良い事ではない。彼女はそれを知っているようだ。


私のように、最初から願いなど覚えていなければ全てが楽なのだが。

自分を変えるということは、覚悟していても難しいものだ。



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