過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/30(金) 19:26:06.81 ID:tPJhQPqF0


杏子「ぐあっ!」


突き出したはずの槍が一気に弾かれる。

鉄パイプやハンマーなどによる積み重なる衝撃が、握りこんだ柄を押し返したのだ。

時間の止まった世界でのエネルギーは重複する。


杏子「ぐっ……ほむらぁ…!」


やさしく転げた身体を起こし、恨めしげにこちらを睨む。


ほむら「私はマミと…一緒にやっていくことに決めたんだ、それはもう変えられない」

杏子「……」

ほむら「人の為に魔女と戦う…もちろん使い魔とだってね、悪いことではないだろう」


グリーフシードは貴重品だ。魔法少女の生命線でもある。

けれど、他人の犠牲の上で、過剰にそれを手にしようとは思わない。


私は暁美ほむらとは違う魔法少女なのだから。



杏子「……なんの見返りだってないんだぞ」

ほむら「いらないね、魔法少女が一般人から何をもらおうっていうんだ」

杏子「そんな綺麗事がいつまでも続けられると思ってるのかい?」

ほむら「……」


そう言われると言葉につまるけれど。


ほむら「今の私にとっては、それが全てだよ」


暁美ほむらではない私でいることこそが、私の意味であると思っている。



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