過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/31(土) 20:59:41.25 ID:S+Fy/1600

ほむら「はあ」


やれやれ、小言慣れしないな。

しかし日頃の退屈な授業も悪いのだ。

あの範囲は何度も反復してやったようにも思えてしまうほど手ごたえがない。

テストだって同じだ。手が答えを覚えているように答案を埋めてしまう。


そういった授業中のつまらなさについては、秀才だった暁美ほむらを逆恨みしてしまおうか、という程度だ。

多少は考えめる問題用紙を配布してほしい。



ほむら(しかし、先生から態度の悪さを指摘されるのはさすがに良くないか…)


身の振りをわきまえ、ノートにマジックの案を書き記すだけに留めておくべきだろうか。

これ以上の素行の悪さはクラスでも目立ってしまうだろう。

クラスメイトから変人扱いされるのはあまり良い事ではない。




「おや、君は」

ほむら「?」


廊下を歩く私に白髪はげのおじいさんが話しかけた。


「確か、…ええと…暁美……ほむら君だったね?」

ほむら「ええ、まあ」


私はこの男を知らない。


「昨日偶然、町で君を見かけたのだが、びっくりしたよ、あのマジックショー」

ほむら「え」

「いやあ見事の一言につきますな、芸は身を助けるといいます、大事にするといいですよ」


老人は笑顔でそれだけほめちぎると、朗々と笑いながら廊下の向こうへ去っていってしまった。


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