79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/02/27(月) 02:05:52.39 ID:1FD7vy2wo
唯「おやすみ、あずにゃん」
おやすみなさい、とあずにゃんが小さく言って
少し身じろぎをして、背中を私の身体にぴったりとくっつけて
それで、あずにゃんは眠るみたいでした
心なし体を丸めて、私にくっつきながら寝息を立てるあずにゃんは猫のようでした
眠り始めるあずにゃんを起こさないようにゆっくりと、あずにゃんを抱きしめなおします
パジャマは新しい物なのでしょうか、どこかよそ行きのような匂いと感触がします
不自然にあずにゃんの身体に合ってないというか、雰囲気と馴染んでないというか
似合ってないというわけではありません
淡い青色はあずにゃんの白い肌に映えるし、少し大きめで、袖の先から覗く小さな指先は、とても可愛いです
でもその時、私はあずにゃんが遠くに行ってしまうような気がしました
あずにゃんには好きな人がいて、それは私じゃなくて
それで、きっと近い将来、あずにゃんはあずにゃんの好きな人とこうやって眠るのでしょう
私の知らない場所で、知らない時間に、知らない表情で、知らない仕草で
その時あずにゃんは、きっとこういう風に背中を向けてなくて
その人の胸の中で眠るんだろうな
そう思った瞬間、目眩がしました
480Res/374.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。