過去ログ - 垣根「光……か」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]
2012/02/28(火) 14:51:55.94 ID:p2hl/ApW0

「朝から嫌なもんを見ちまった……」

垣根は洗濯物干しを中断し、リビングでうなだれていた。
「あんなもん幻覚だ」「ありえねぇだろ……」等と言い、頭を抱える。
人を落としたことを悔やんでいるのではない。
シスターが自分の家のベランダに干されていたということを忘れたいのだ。
たしかにそんなものはトラウマものだ。もうベランダに出たくない。

しばらくそうしていると、
ピンポーン♪
予備鈴が鳴った。無視した。今は客人の相手をする気分ではない。

ピンポーンピンポーンピンポーン♪無視した。

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンp

「うるせぇえええ!どこのどいつだこのy……は?」

「ひどいんだよ!いきなり突き落とすなんて!ビックリしたんだよ!死ぬかと思ったんだよ!」

あまりの五月蠅さにしびれを切らした垣根は、玄関を勢いよく開け放った。
そこにいたのは――先ほどのシスターだ。
垣根は目を疑った。シスターが地面に叩きられる瞬間を見た。死んだであろう瞬間を見たのだ。

「……肉体強化の能力か?もしくは肉体再生か……」

「む?何をブツブツ言ってるのかな!?私に何か言うことはないの!?」

彼女が怒るのも無理はない。突き落とされ、死ぬかと思ったのだ。
謝罪の言葉がないことは許せないだろう。


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