過去ログ - 垣根「光……か」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]
2012/02/28(火) 16:30:49.35 ID:p2hl/ApW0

ファミレス


この激動の朝で一番のびっくり現象が垣根の目の前で――否、正確には大量の食器を挟んで起こっている。

「なんだ……これは」

「むごもご、ぼびびぶばぼ(おいしいんだよ)!!」

汚ぇぞこのヒロイン。もっと気品を持て。

垣根の目の前に移るのは、綺麗に平らげられた皿の山。
誰がこの山を築いたのかは明白である。我らが大食いシスターだ。

「むがもがおかわり!」

「まだ食うのか!?」

つい大声をあげてしまった垣根。そりゃそうだ。
少女が食べた料理の総重量は40キロといったところだろうか。
あの華奢な少女のどこにそんな量の食事が入るというのだ。

「……ガキ、名前はなんて言うんだ?」

「む、ガキはひどいかも。」

「いいから答えろ。飯奢ってやってんだぞこっちは」

「……私の名前はインデックスって言うんだよ」

「ぶっ殺すぞ。ふざけてんのかコラ」

しぶしぶ答えたと思えばこれだ。index――目次のことである。
この世のどこに「私の名前は目次です」なんて言う奴がいるか。嘘もつけないのかこの穀潰し。
垣根が心の中でボロクソ言っていると、

「ふざけてなんかないんだよ!これが私の名前なの!」

「分かった分かった。で?さっきの話に戻ろうか『目次』」

「目次!?インデックスって呼んで!?」

ウェイトレスが食器を片づけてて行く。5人がかりで2往復。お疲れ様です。
その間にもシスター――もといインデックスは追加注文をしていく。



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