27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage saga]
2012/02/28(火) 17:04:56.65 ID:p2hl/ApW0
「私は『Index-Librorum-Prohibitorum』!禁書目録って意味なんだよ!インデックスって呼んで!」
「そんなふざけた名前があるかよ。禁書目録ってなんだよ。馬鹿か?」
「こんな失礼な人初めて見るんだよ!」
垣根はインデックスを弄っている訳ではない。インデックスが嘘を言っていると思っているのだ。
インデックスは弄られていると思っている。
垣根が浮かべる『こいつ馬鹿か?』の苦笑が『こいつおもしれぇww』の笑みに見えるのだろう。
「インデックス!インデックス!インデックス!」
「はいはい分かったよ。で?さっきの『歩く協会』ってのはなんなんだ?」
「あ、そうだね。『歩く協会』って言うのは、『物理・魔術を問わずどんな攻撃も無効化する法王級の結界を持つ霊装』のことなんだよ!」
垣根は無い胸を張って威張るこのシスターの言ってることがまるで理解できなかった。
『魔術』、『法王級』、『霊装』といった言葉は、まるっきり電波にしか聞こえない。
しかしながら、嘘と言って切り捨てることもできないだろう。
なぜなら、垣根は実際に、マンションから落ちたのにもかかわらず、こうして馬鹿みたいに飯を食ってピンピンしている人物を見ているからだ。
「……簡単に言うと、どんな攻撃も受け付けない無敵の防壁って言ったところか?」
「うん、そうだよ。」
「どこにあるんだ?」
「この服なんだよ!」
……前言撤回。やっぱりこのガキの言うことは信じねぇ。そう誓う垣根であった。
「やっぱ殺すか。」
「なんで!?」
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